Ferrari F40 ST(stradale)
part 45

2003/Ferrari Trophy in MOTEGI

2003年10月24日
ツインリンク茂木で行われるフェラーリ・トロフィーに出場する為、待ち合わせ場所の常磐高速守谷SAに向かいます。
守谷SAに到着。
ツインリンク茂木近くのホテルに宿泊します。
温泉があってリラックスできました。
翌朝5時、茂木に向かいます。
パドックでF40を下ろします。
寒かったです。
パドックでゼッケンを貼り、走行前の準備をします。
ドラミは極簡単なモノでした。
午前8時
15分だけの予選が始まります。
今回のフェラーリ・トロフィーはV12クラスから独立したスペチアーレクラスにエントリーしました。
予選は2分12秒前後を目標に。
が、しかし・・・・・・・・・・。
またもやトラブル発生。
ブーストが0.5barまでしか上がりません。
パワー感が全くなく、360spiderを抜くのにスリップを使わなければなりませんでした。
結局、茂木のトランスミッター(計測器)も外れてしまい計測したのは1周だけ。
アウトラップを入れて僅か3周しかできませんでした。
結果、2'14.273で総合6位、クラス2位に沈みました・・・・。
ブーストが上がらない原因を探ります。
やはり・・・・・・。
前回のレポートでお伝えしたホース交換が仇となってしまいました。
またもやバキュームホースが裂けていました。
ホースを新品に交換し、決勝に向けてブレーキとクラッチのエアー抜きを行います。
この後、テストの為、1周だけコースを走り、ブースト1.3barでなかなかいい感触です。
しかし、クラスポールポジションのF40は2分11秒台を記録。
このタイムはSタイヤ装着車両にしては驚異的です。
今までに無い緊張感と不安に襲われました。
午後12時10分
決勝の時がやってきました。
茂木のロードコース4.801379kmを8周します。
ノーマルカーには酷なラップ数です。
残念ながら走行中の画像が撮れていませんでした。
ちょっと長くなりますが、レースを説明します。
スタート直後、 私はチャレンジ2台のの前に出ようと思えば出れたのですが、やはりタイヤが温まりきってないのでアウトで我慢し黄色いチャレンジ2台を先に行かせて、クラスポールのF40とサシの勝負をしようと思ってました。そのクラスポールのF40は360チャレンジ3台を退け1コーナーにトップで入ります。しかし、イン側の縁石に乗り上げたらしく立ち上がりでアクセルを踏み過ぎてスピンしてしまいます。ここで私は少し楽になりました。最初の2周はブーストも1.3barで安定しタイヤを労わりながら15秒、14秒台でラップし、V8クラストップのもなか360と付かず離れずいいペースでした。しかし、3周目のホームストレートで突然のパワーダウン。また予選の時と同じ症状になってしまったのです。ブーストは0.5までしか上がりません。
ただミラーにクラスポールのF40の姿は見えませんでしたので、『まぁ今日もいけるだろう』なんて安易に思ってました。余裕かましたわけじゃないですけど、ダウンヒルストレートエンドでカメラを回してもらっていた某ビデオ製作会社のスタッフに窓を開けて手を振ったりしてました。その後アルヌーさんが4コーナーの立ち上がりでスピンし止まっていましたが、その次の周にアルヌーさんが追い上げてきました。もちろん、私とはタイヤもクラスも違うので次の周の3コーナー手前でアクセルを緩めてウインカーをつけ道を譲りました。前に行かせたのは良かったんですけど、その後ろにナント、クラスポールのF40がいたのです。マジで焦りました。もう追い上げて来たのかと・・・・・。それまで6000シフトで17秒、19秒と流していたのですが、いきなり戦闘モードです。がしかしブーストは0.5barしか上がらないしストレートは355並みの速さしかありません。ホントにダメだと諦めかけました。
でもクラスポールF40がなかなか追いついてこないんです。原因はタイヤにありました。今回、私を含め3台のF40はP-ZERO CORSAを履いていたのです。タイムアタックにはいいんですが、周回数を重ねるとノーマルタイヤ並みにタレるんです。それまでハードにプッシュして来たクラスポールF40だけに、辛かったんだと思います。私の方がコーナーが速いようで追いついてこれません。レース中はこんな事を考えてペースをコントロールしてました。また3位のF40が今回いいタイム(16秒)で予選を走っているので、クラスポールF40としては『もうスピンはできない』と保守的になっていたのかもしれませんね。ファイナルラップのホームストレートでクラスポールF40がミラーから消えました。『なんかトラブッたかな?』と思い私もアクセルを抜き、クラッチもダブッてギヤを入れ、丁寧な運転に切替、チェッカーを受けました。

ラップタイムは
1周目/計測不能
2周目/2'15.810
3周目/2'14.569
4周目/2'17.597
5周目/2'19.489
6周目/2'15.897
7周目/2'15.382
8周目/2'17.940
仲間達(2人不足)で記念撮影しました。
それぞれがそれぞれのクラスでトロフィーをゲットできました。
表彰式です。
2003年度は3回のフェラーリトロフィーが行われ、幸運にも3回共にトロフィーを取ることができました。
仲間達(1台不足)のフェラーリで記念撮影しました。
来年はもっと辛い戦いが待っていると思います。
皆でトロフィーを取れたのでいつもより嬉しいです。
今年1年、トロフィーに参加した仲間達と・・・・。
撤収し、解散しました。





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