Ferrari F40 ST(stradale)
part 57

Ferrari Time Attack Challenge

2004年12月28日
年末恒例の忘年走行会に向けて洗車しました。
今年は雑誌Rosso協力の元、Ferrari Time Attack Challengeが開催されます。
2004年12月29日
イベント当日はあいにくの悪天候。
これではサーキット走行どころではありません。
年越しで延期となりました。
年が明けて
2005年1月9日
早朝、F40を積み込みます。
しかし、寒いです。
午前7時
守谷SAに集合。
年末とは異なり良い天気です。
常磐道を水戸ICに向けて走ります。
仲間達が気を使ってくれて私が先頭です。
80kmしかでないので、マッタリ走行です。
もてぎに到着。
ピットに搬入します。
これが今回のトロフィーです。
優勝カップは60cmと巨大です。
ここで簡単に今回行われるFerrari Time Attack Challengeのルールを説明します。
【車両規定】
@車両はフェラーリに限られますが基本的に改造の制限はありません。
Aタイヤも、ノーマル、Sタイヤ、スリック、どれでも構いません。
【ルール】
B周回数は自由です。
C計測はP-LAPのみで行い走行前に必ずリセットします。
D参加者は走行前に設定タイムをスタッフに報告します。
E茂木を走行してベストタイムが自分の持ちタイムとなります。
Fベストタイムと設定タイムとの時間差が少ない順で順位が決定します。
Gベストタイム以外に設定タイムに近いタイムがあったとしても認められません。
このように単にタイムが速いだけでは優勝はできません。
あくまで1年の走り納めで計画されたイベントなので、ガチンコではなく
楽しく安全に走るのが目的です。
タイムが遅い人や普段あまりサーキット走行しない方にでも
勝てるチャンスがある走行会なのです。
11月のフェラーリ・トロフィー時に比べ
変更したのはダンパーとスプリングだけです。

設定タイムは2'11.345です。
1回目のアタックに向かいます。
ダンパーは、とりあえず以前装着していたKONIと同じセッティングです。
1周目 6'29.232
2周目 2'26.522
3周目 2'15.510

4周目 2'12.743
5周目 2'13.025
1度ピットに入ってタイヤのエアーを落とします。
やはりKONIと同じような動きをします。
タイムも2分12秒台とまずまずです。
ここでエンジニアにF40の印象を伝え、
更にダンパーのセッティングを変えます。
6周目 6'25.535
7周目 2'48.938
8周目 2'11.537
9周目 2'10.121
10周目 1'10.147(エラー)
8周目に2'11.537を記録しました。
この時点でタイム差は0.192秒で、まず間違いなく表彰台だと思いました。P-LAPを、この時点で確認していましたが、
次の周回では何台かの遅い車に引っかかり、
しかも少し抑えて走ったのに関わらず2'10.121が出てしまいました。
しかし、ベストタイムを採用するので仕方ありません。
その反面、タイムはあと3秒位削れそうです。
F40の挙動が今までと全く異なります。
アンダー、オーバーが消え接地感が格段に向上しました。
但し低速コーナーの立ち上がりでピッチングを起こすのが気になります。
午後に備えてピッチングを抑える方向でセッティングを変更します。
Sタイヤで2分10秒を切れるのか楽しみです。
ただ、ここでタイムを刻んでしまうと更に順位を落としてしまいます。
この辺がこのイベントの難しい所なんです。
11周目 2'25.861
12周目 2'13.233
13周目 2'12.873
14周目 2'11.835
4周走ってピットインします。
午前中と同じようにエアーを調整します。
午前中1回目の走行と同じような動きに戻ってしまいました。
今度はピッチングは無くなりましたがフロントの接地感がなくアンダーが強いです。
セッティングを変えます。
この辺が微妙なんですが、悪い方向には進んでいません。
コーナリングスピードも荷重変化した時の車の挙動も以前に比べれば確実に良くなっています。
期待してアタックに向かいます。
15周目 7'27.669
がしかし・・・・・・。
16周目の最終コーナー立ち上がりでミッションがブローしました。
ギアは繋がりますが異音が凄いです。
完成してから5年。
そろそろと言えばそろそろです。
メカニックにブローを伝えました。
ただ、セッティング途中なのに2分10秒1が出ていたのでそれ程、
落胆はしません。
フェラーリ・トロフィーの決勝中に起きなかっただけ良かったです。
全ての走行が終了し撮影が始りました。
置き撮りです。
オーナーが入っての撮影。
表彰式の準備も始りました。
今回は17台中5位という成績でした。
2分11秒が出た時点で走行を止めていれば優勝でしたが、
致し方ありません。
撤収作業に入ります。
ミッションを下ろしてみなければわかりませんが、
デフやクラッチでは無さそうです。
東京に戻ったら直ぐに原因を追究しようと思います。
午後5時30分
新年会です。
今年もまたF40と共に走ります。





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